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防蟻加工で薬剤による防蟻処理は不要!?

防蟻加工された木材や資材を使っていれば、液剤による土壌処理等は不要なのでしょうか?加圧注入木材や防蟻断熱ボードなどの防蟻効果については考え方を誤ると危険です。例えば加圧注入処理に用いられる薬剤の性能はJISK01570(木材保存剤)に規定され、JAS等で用途に応じた注入量や浸潤度が規定されています。そのため、防腐・防蟻効果は確かなものなのですが、実はこれを使えばシロアリから家が守れるといったものではありません。JISK1571(木材保存一性能基準及びその試験方法)に規定された試験方法での評価は、シロアリに対して忌避および殺蟻的な効果を有しているというものであって、床下からのシロアリの這い上がり阻止できる効果が評価されたものではないのです。事実、加圧注入木材上に蟻道を作られた事例は多く報告されています。つまり、処理された材が腐朽やシロアリ被害から守られるだけで(防蟻断熱ボードであれば断熱材が加害されない)、家屋全体がシロアリから守られる、シロアリの侵入を阻止するといったものではないということです。もし仮に家屋すべてのものが防蟻処理されていれば話は別ですが、コスト的にも実現は難しいでしょう。

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