注意点
5月迄はヤマトシロアリの羽アリのシーズンになります。今回は新築予防工事での注意点をいくつか挙げたいと思います。
基礎の部分です。木の断面は比較的柔らかいので、シロアリの侵入はまず、この断面から入ることが多いです。この部分にはしっかりと薬剤処理していきます。
床にパイプが貫通しているところです。隙間をうめなければ、侵入は容易です。ここに薬剤処理をします。
基礎の水抜き部分です。将来的に基礎の周辺に埋土をしますので、水抜き部分は土の中に隠れてしまいます。建築後にこの水抜きから侵入する例は多くあります。やはり薬剤処理していきます。
防湿コンクリートやベタ基礎などは、比較的シロアリの被害に遭いにくいですが、今回、照会した場所から侵入するケースは意外と多いので、新築時の予防工事や建築後の床下の定期点検は必須となります。