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新型インフルエンザに対応した清掃と消毒

新型インフルエンザによる国内での渡航暦のない人から人への感染が認められてから,毎日のように感染者数と感染地域が拡大しています.兵庫,大阪,滋賀に続き,京都,埼玉,神奈川,東京でも感染者が確認されました.今回流行しているウイルスは幸い弱毒性のためさほど心配は要らないと報道もされておりますが,感染者数が増加しているこの状況では,いつ何時ウイルスが強毒性へ変異するかもしれません.また,新型ということで免疫がない分(※),感染しやすいので,たとえ死亡率が低くとも,感染者数のパイが増えれば,それだけ死亡者数も増加することになります. 実際,世界的に見ると新型インフルエンザによる死亡者数は,強毒性と言われた鳥インフルエンザによるものを超えました.用心するにこしたことがありませんね. さて,今回は新型インフルエンザに対応した清掃と消毒についてお伝えします. 感染が拡大するにつれて,今後我々にも消毒の依頼がくるはずです.その際の参考にして下さい. (※)感染は高校生などの若い世代を中心に広まっております. まだ確定されたことではないでしょうが,米疾病対策センター(CDC)によると,1957年より前に 生まれた人の一部に新型インフルエンザに対する免疫がある可能性が指摘されました. ■ 新型インフルエンザに対応した清掃と消毒 感染の拡大している地域では,どこへ行っても感染のリスクは考えられます.そのリスクを低減させる為にも,新型インフルエンザに対応した清掃と消毒は重要になります. 感染者が咳やくしゃみを手で押さえた後や鼻水を手でぬぐった後に,机やドアノブ,スイッチなどを触れると,その場所にウイルスが付着します.私が今タイピングしているキーボードもそうですね.飛沫に含まれるウイルスは,その場所である程度感染力を持ち続けると考えられておりますが,清掃・消毒を行なうことにより,ウイルスを含む飛沫を除去できることができます. ○ 方法 ○ 通常の清掃に加えて,水と洗剤を用いて,特に人のよく触れる机,ドアノブ,スイッチ,階段手すり,テーブル,椅子,エレベーターの押しボタン,トイレの流水レバー,便座等を拭き取り清掃します.清掃の頻度は,患者の触れる可能性(患者数,人の往来頻度など)の程度によって検討する必要はありますが,最低でも1日に1回は実施することが望ましいとされています.その際,消毒や清掃を行なった時間を記し掲示します.もし,従業員が発症し,その直前に職場で勤務していた場合には,当該従業員の机の周辺や触れた場所などを消毒剤で拭き取り清掃を行ないます.その際,作業者は感染しないようにマスクや手袋を着用します.そして,念のためにも作業後は必ず流水・石鹸または速乾性擦式消毒用アルコール製剤で手を洗いましょう.清掃・消毒時に使用した作業着は洗濯,ブラシや雑巾は水洗いし,触れないようにします. * 食器・衣類・リネン 食器・衣類・リネンについても,洗浄・清掃を行ないます.衣類やリネンに患者由来の体液(血液,尿,便,喀痰,唾液等)が付着している可能性がありますので,洗浄等が不可能な場合は,当該箇所アルコール製剤を用いて消毒します. * 壁・天井 壁,天井の清掃に関しては,明らかに患者由来の体液が付着していない場合,清掃の必要はありません.患者由来の体液が付着している場合は,当該箇所を広めに消毒します,とはいえ,付着しているかどうかは判断できませんので,心配な場合は念のために消毒しておくことをお薦めいたします. * 床 患者が滞在した場所の床については,有機物にくるまれたウイルスの除去を行なうために,濡れたモップ,雑巾による拭き取り清掃を行ないます.明らかに患者由来の体液が存在している箇所は消毒を行ないます. * 事業所周辺の地面(道路など) 人の手であまり触れない地面(道路など)の清掃は,必要性は低いと考えられています. ○ 消毒剤について ○ では,消毒液はどのようなものを用いればよいのでしょうか? インフルエンザウイルスには次亜塩素酸ナトリウム,イソプロパノールや消毒用エタノールなどが有効です.消毒剤は普段行なっている私達の業務の感覚から噴霧しがちですが,不完全な消毒やウイルスの舞い上がり,消毒実施者の健康被害につながる危険性もあるため実施しないほうがよいでしょう. * 次亜塩素酸ナトリウム 次亜塩素酸ナトリウムは,原液を希釈し,0.02~0.1w/v%(200~1,000ppm)の溶液,例えば塩素系漂白剤など用います.消毒液に浸したタオル,雑巾による拭き取り消毒や直接該当部位に消毒液を浸して消毒します. * イソプロパノール又は消毒用エタノール 70v/v%イソプロパノール又は消毒用エタノールを十分に浸したタオルやペーパータオル,脱脂綿等を用いて拭き取り消毒を行ないます. ‐引用・参考文献‐ 新型インフルエンザガイドライン http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/guide/090217keikaku.pdf -お勧め商品- ・ペストノール:http://bugs.eshizuoka.jp/e312999.html

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