マムシ
■迫力のない姿
毒ヘビと聞いて真っ先に思い浮かぶイメージはウミヘビのような派手な体色、あるいはコブラのような大蛇が一般的です。ところがマムシは全体的に茶色でそこに黒い楕円形の模様(銭型模様)が左右交互に並ぶだけの地味なヘビです。他のヘビより太くずんぐりしてますが、長さはせいぜい50~60センチしかなく、アオダイショウやシマヘビなどの無毒種が1メートルや2メートルに達することと比べるとあまりインパクトがありません。
■どちらかと言えば臆病
沖縄に生息するハブなど、一部の毒ヘビは人に対して積極的に攻撃を加えることがあり極めて危険です。しかし、本種は基本的にはおとなしく、人の姿を見ると逃げ出すことがほとんどです。なので、不用意に近寄ったりしない限り咬まれることはまずありません。日本国内では毒ヘビの筆頭に挙げられますが、凶暴な性格という訳ではありません。
■ほとんどが不慮の事故
しかし、本種による事故件数は、多い時で年間3,000件にのぼるなど決して少なくありません。咬まれる原因には本種がいることに気付かず近くを通った、もしくは踏みつけてしまった場合などが考えられます。具体的には山菜摘みやキノコ狩り、農作物の収穫などの農作業を行っている時、またハイキングやキャンプの最中にうっかり茂みの中へ入ってしまった時などです。
■咬まれないための心がけ
被害を避ける上で重要なのが、まず不用意に茂みへ立ち入らないことです。また、畑や自宅の庭は定期的に草刈りをし、本種の潜み場所をなくすことも大切です。農作業やアウトドアの時はサンダルや半袖半ズボンなど露出の多い服装は避け、厚手の長袖長ズボンでしっかり防備しましょう。とりわけ手足は咬傷を受ける機会が多いと思いますので、長靴や厚手の手袋を利用するのも有効でしょう。
■こんな時は忌避剤の出番
ただ、茂みのほかに石垣の隙間や植木鉢の下に隠れていることもあります。このように隠れ家をなくすのが難しい場合は忌避剤の使用も検討します。弊社で取り扱いのあるスネークアウェイはヘビ用の忌避剤で、見た目は灰色の砂粒状です。直接地面に撒くだけなので作業も比較的簡単です。詳しくは弊社営業担当者までお問い合わせいただければと思います。
■咬まれたら病院へ直行
本種に咬まれた場合、激痛に加え患部が腫れるなどの特徴が現れます。ただ、適切な治療を受ければ命を落とすことはほとんどなく、致死率も現在では1%未満と言われています。インセクトポイズンリムーバーで毒を吸い出し応急処置を行うことは可能ですが、重要なことは可能な限り早く病院へ向かうことです。
★引用
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