ニセケバエ
某食品工場から大量のコバエが発生しました。正体は「ニセケバエ」です。
・ニセケバエ
「幼虫は主に腐敗した植物質を餌としており、堆肥、腐った果実、糞尿、腐敗した樹皮下、時にはキノコなどからも発生する。食品製造工場内では、排水溝に滞留した汚泥から発生することが多い。また、油粕や鶏糞の肥料を施した植木鉢からも発生する。
生育期間は餌や温度などの条件によって異なるが、ナガサキニセケバエの場合、25℃条件で、卵期約3日、幼虫期約12日、蛹期約4日で、成虫の寿命は数日間。羽化した成虫は1日後には産卵を開始し、200~300個産み落とす(篠永、1987)。」
生態にあるように、側溝にたまった有機物が腐敗したものから発生しました。IGR剤(脱皮阻害剤)の散布で駆除はできますが、やはり清掃が一番ですね。