イラガ
■刺すのは幼虫だけ
イラガの仲間は日本では17種ほどが記録されています。有毒害虫としての知名度は高いですが、刺すのは幼虫だけで、ドクガやチャドクガのように卵から成虫まで一生涯にわたり毒を持つ訳ではありません。成虫は背中(胸部背面)や羽(翅)の大部分が緑色で翅の先端や足が茶色、あるいは全身茶色など地味な色をしたものがほとんどです。
■幼虫の姿は独特
種類によって幼虫時代の体色が若干異なりますが、基本的に小さいうちは黄色っぽいものが多く、成長すると緑色や黄緑色、黄褐色になります。ただ、見た目はどれも似通っており、ところどころにトゲの生えたナマコのような姿です。ちなみに英語ではスラッグキャタピラー(ナメクジ型のイモムシ)と呼ばれます。
■いろんな樹木につく
様々な樹木の葉を餌にするため、庭木のみならず街路樹や果樹でも注意が必要です。身近な樹木ではサクラやカエデ、ツツジなど、果樹ではカキ、ナシ、アンズ、クリなどが挙げられます。他にもエノキやアカメガシワなど空き地にすぐ生える樹木にもついていることがありますので、これらの木には不用意に 触れない方が無難です。
■近寄るだけなら大丈夫
ところで、イラガの毒針は注射器のように触れたものに毒液を注入するものなので、体から外れて飛んでいくことがありません。そのため、チャドクガやドクガのように、近くにいるだけで飛んできた毒針毛に触れて炎症を起こすということはありません。また、仮に刺されても症状は数日でおさまり、痛みや痒みが数週間も続くようなことは少ないです。
★引用
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