ダニは怖いぞー
読売新聞にこんな怖い記事が掲載されていました。
宮崎市は1日、市内の70歳代の女性が感染症「日本紅斑(こうはん)熱」で死亡したと発表した。
日本紅斑熱は、野山にいる病原体を持ったダニに刺されると感染する。
女性は腰と足の指の間に刺された跡があった。厚生労働省によると、日本紅斑熱での死者は全国5例目。人から人へは感染しないという。
発表によると、女性は7月18日に39度の発熱や発疹(ほっしん)が出て診療所を受診。別の病院に入院した23日に意識不明となり、多臓器不全で25日、死亡した。女性は、7月10、14、15日に市内の山へ夫と散策に行った際にダニに刺されたとみられる。
日本紅斑熱は1984年に徳島県で発見され、07年は宮崎県内で4件、全国で98件確認された。
意外と怖いダニの恐怖。趣味が山登り、ハイキング、ゴルフの方は地肌を地面、芝生等に安易に触れるのは気をつけてくださいね。
この画像は「ツツガムシ」というダニの一種です。弊社の社長がゴルフに行ったときに感染したことがります。約1週間、仕事ができませんでした。
◇ツツガムシ病の主な症状は
ツツガムシ病に感染してから実際に症状が現れるまでには、約10日くらいかかります。
ツツガムシ病の初めの症状は「かぜ」とよく似ています。まず、
(1)体がだるくて食欲がなくなります。次いで、
(2)ひどい頭痛や寒けとともに39~40度もの高い熱が出てきます。さらに、
(3)胸や背中や腹部にかけて赤褐色に発疹が出てきます。
このような症状が出てなかなか治らない場合は、ツツガムシ病の疑いもありますので、早めにお医者さんに診てもらってください。この頃までに適正な治療が行われた時には、普通のカゼよりも速く治ります。
しかし、適正な治療が行われないままだとなかなか治らず、さらに手遅れになると死亡してしまうことがあります。
なお、古くからツツガムシ病の診断の決め手になったものに「刺し口」というものがあります。これは、感染してから2~3日後頃からツツガムシに吸着された辺りが赤い小さな水ぶくれになり、さらに膿がたまったようになり(濃疱)、10日後頃には周りが赤く盛り上がった黒いかさぶた(痂皮)になるものです。
しかし、この「刺し口」が出来ても、あまり痛くもかゆくもありませんので、気付かないでいることが多いのです。
怖いでしょ?