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シロアリの女王

面白い発表がありましたので、掲載いたします。 ターマイトボールや卵認識フェロモン,ヤマトシロアリ女王の単為発生による女王継承など,いつも大変興味深い報告をされている岡山大学の松浦先生の新たな発見です. なんとヤマトシロアリの女王が出す生殖抑制フェロモンの正体が明らかになりました.女王の出すフェロモンについては50年以上前から予想されていたようですが,今回その正体が明らかになったわけです. ■ シロアリの女王フェロモン 正体突き止める 岡山大学の松浦健一准教授らは,シロアリの女王が働きアリの生殖を抑えるために分泌する「女王フェロモン」の正体を突き止めた.人工的に合成して実際に抑制を抑えることにも成功.効果的な駆除剤の開発につながる可能性がある.研究成果は6日,米国科学アカデミー紀要に掲載される. シロアリの巣では女王が卵を産んで子孫を増やし,働きアリはエサ運びや幼虫の世話などに徹する. 女王が出すフェロモンが,働きアリが卵を産めるようになるのを妨げると考えられている.女王が死ぬとフェロモンの効果がなくなり働きアリの一部が女王になるとされるが,フェロモンの正体は不明だった. 松浦准教授らは十分なフェロモンを得るために日本で最も多く見られる「ヤマトシロアリ」の女王を200匹集め,分泌される成分を分析.果実にも含まれ菓子の香料に使われる「ブチルブチレート」と「2-メチルブタノール」であることを突き止めた.2つの物質を合成して混ぜ,働きアリだけが100匹いる場所に漂わせると,複数回の実験で0~1匹しか女王にならなかった.通常は5匹程度が女王になる.女王フェロモンと同じ作用が働いたとみられる.合成フェロモンを使えば,働きアリが女王にならないようにしてシロアリの繁殖を妨げる可能性がある.殺虫剤メーカーなどと協力し,実用化を目指す. (2010年7月6日 日本経済新聞より抜粋) 社会性昆虫はやはり興味深い.アルゼンチンアリのように多女王制のスーパーコロニーをつくる方がコロニー内の個体数が多く生き残る上でも有利だと考えます.しかし,いきなり女王が増えすぎてもそれ(女王や卵)を世話できるだけの働きアリがいなければ巣は滅亡に向かってしまいます. そこで,こういった問題が起きない為にもヤマトシロアリの場合は,女王フェロモンで他の個体が生殖能力を持つことを抑えます.しかし,ある程度の規模(多数の女王や卵を養える状態)になると,創始女王は死に,副女王となる単為発生で生まれた複数の娘たちに受け継がれます.そして,新たにコロニーを維持拡大していくのでしょう. 今回の発見,今後の殺虫剤としての応用・実用化に期待です.フェロモンは分解されやすい物質だけに長期間効力を持続させることが課題でしょうね. しかし,女王のフェロモンが果実に含まれる成分と同じとは!!なんとなく違う意味で想像できます.個人的には柑橘系が好みですが...

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